馬術スペシャルアンバサダーを務める欅坂46の菅井友香さんが、初心者の方も1日たっぷりと楽しめる馬術大会の模様をレポート! パートナーは、アンバサダーライダーの髙田茉莉亜選手。幼馴染でとっても仲良しな2人が、馬術大会の魅力について、そして競技観戦以外にも楽しめるポイントをナビゲートします。

vol.07

美しい演技の数々に、アンバサダーの2人も大感激!

2018.02.20

御殿場市馬術・スポーツセンターで行われている≪全日本馬場馬術大会2017 Part I≫。いよいよアンバサダーの2人は競技が行われている会場へ。菅井さんは、馬場馬術日本一を争う会場の雰囲気に緊張しつつも、これから展開される素晴らしい演技を想像してワクワクを隠せません。

いよいよ演技が始まるね。すっごくドキドキしてきた…。あ、選手が入ってきました。馬に乗っている姿も背筋がまっすぐピンと伸びていて、本当に格好良いなぁ(と、しばしうっとり)。それに馬場馬術は衣装がとても格好良いよね。襟の縁取りとか、バッジとか、さりげないオシャレが素敵。私も燕尾服を着て演技できるようなレベルになれたら良いなって思った。

今から見る自由演技は、選手が自分で構成を考えてそれに合った音楽をつけるから、プログラムに個性が出るよね。落ち着いているように見えるけど、演技の順番や構成を頭のなかで確認しているんじゃないかな。心を落ち着かせようとしたり、いろいろな思いが心をよぎっているかもしれないね。

そうだね、私も試合の時は演技の順番を忘れないようにするだけで精一杯だったような気がする…。

 

“チリンチリン…”、演技開始を知らせるベルが会場に鳴り響きました。

フィギュアスケートのように選手が選んだ音楽に合わせ、人馬一体となった演技が次々と展開されます

馬がターンするときも、選手は全然動かない…。何もしていないように見えるのに、馬をしっかりコントロールしているのがすごいなぁ。一つひとつの技がとっても美しいし、馬がひとりでに演技しているかのようだよね。

そうだね。ポイントとしては人の騎乗する姿の美しさを見てほしいな。あと、乗り手は美しい姿勢のまま動かないのに、馬はダイナミックな演技をしているところ。静と動というか、相反する動きをしているのが馬場馬術の魅力だね。馬場馬術は、いかにして馬が自ら演技しているかのように見せるか、その出来映えで採点される種目と言ってもいいからね。進行方向へ馬を進ませるだけでも、肢(あし)の踏み換えなど、高度な技を選手が見せてくれているね。

馬の息づかいが荒くなってきた…。わぁ、馬が頑張ってるのがこっちまで伝わってくる…。

私も選手だけど、思わず「頑張って!」と言いたくなるくらい。人馬の気持ちが観客席まで届いてくる感じだね。

 

菅井さんはぎゅっと拳を握りしめるくらい、人馬の演技に入り込んでいます。

観客席がアリーナから離れていても、「ブルルルッ」という馬の息づかいやひづめの音がはっきり聞こえてきます

やっぱり競技を生で見ると迫力があって、すっごく楽しい。こっちも熱い気持ちにさせられるくらいエネルギーが伝わってくるよ。馬場馬術は見ていて美しい種目だし、心がとても綺麗になるような気もする。茉莉亜ちゃんは、どんな演技を見ると「良い演技」だと感じるの?

うーん、難しい質問だなぁ…。まずはリズム感かな。一定のリズム感。今、演技している選手を見てもらうと分かるんだけど、すごく軽快なリズムで演技しているよね。そのリズムが曲にも合っているから、こういう演技は審判から見ても印象がとても良いんだ。人馬の呼吸が合わないと、馬の動きがぎこちなくなって一定のリズムを刻めなくなるからね。

リズム感が重要なのはすごく分かる。私もちょっとタイミングがずれただけで、どんどん動きがギクシャクしていっちゃった経験があるなぁ。

他には、馬が肢を交差させながら横に動く「ハーフパス」や、その場で高く足踏みする「ピアッフェ」など、見せ場になる演技があるのでその出来映えを比べてみたりとか。

 

…などと2 人が話しながら見ていると、演技では見せ場が…。

わぁ、あの技術はすごいね。走っていた馬が一気に体を縮めてクルッと2回転しました。

「ピルーエット」だね。今の選手は回転する前にとってもスピード感があって上手だったなぁ。友香はバレエもやっていたけれど、バレエでも回転する技を「ピルーエット」って言うんでしょ?

そう、同じだね。今のは、曲の盛り上がりと演技がぴったりと合っていて格好良かったね!

自由演技は馬の歩法(歩き方)に合わせて演技構成ごとに違った曲にすることもOKだからね。でも、細かく曲を変えると、曲が変わるごとにぴったり演技を合わせるのがどんどん難しくなるから「あ、この選手はチャレンジしてるな」といったことも分かったりして面白いよ。

そうかぁ。個性が出ていて本当に奥深いよね。「この人の演技好きだなぁ」ってお気に入りの選手を見つけられればもっと楽しめるかも。

「この技とこの技をしなさい」という風に、課目毎に入れなければいけない技は決まっているけれど、より美しく見せるための構成を選手が考えるというのも、自由演技の大きな要素だね。イメージを観客と共有できたときには深い感動を呼べると思うし、とても充実感があるね。

ほんと、フィギュアスケートみたいだよね。

馬の能力や個性を考えて「この子だったら、ここまで出来るかな」、「この子はピルーエットが得意だから、審判から一番見えやすい位置で演技しよう」などと、馬の良さを思い切りアピールする構成を考えるのも重要なポイントだし、競技者としてはすごく楽しい要素なんだよね。

茉莉亜ちゃん。馬場馬術の基本の楽しみ方が分かってきたら、次はどこを見るのが良い?

馬の息づかいが直に伝わってきたり、ひづめの音が身体まで響いてくるところ、それに観客の反応など、競技会場ならではの雰囲気を楽しんでほしいな。

演技が終わって、選手が「よくやった」って馬の首を思いっきり撫でてあげてるね。馬もとっても喜んでる!

こういう人馬の絆というか、気持ちが伝わってくるシーンが見られるのも会場ならではだね。海外だと、サッカーのスタジアムみたいな大きな会場に砂を入れて、馬術の会場にすることもあるんだよ。お店もいっぱい出ていたり、まるでお祭りみたいな雰囲気でお客さんもたくさん入るんだ。

そんな雰囲気で演技できたら最高だよね。

 

演技は続き、最後の選手が登場しました。偶然にも髙田選手と同じ乗馬クラブの選手です。

夢中で観戦する2人。全日本のハイレベルな演技に感動です

選手の指示に従って馬が本当に一生懸命演技してる…。

馬の耳を見ると、選手の指示に集中しているのが分かるね。良い演技だと思う。ヤバい、泣きそう。

私も。すごくけなげな馬の気持ちが伝わってきて、感動が止まらないよ。

頑張れー。やった、最後もしっかり決まった!

 

演技が終了しました。髙田選手の目に、うっすらと光るものが…。

いやぁ、緊張しました…。でも、良かったです。本当にいい演技でした(涙)。

(拍手)トップ選手の茉莉亜ちゃんがこれだけ感動するくらい、良い演技って心を揺さぶるんだね。

こうやって見る立場になると、馬場馬術は本当に人を感動させられる力があることが改めて分かったよ。すごく良い経験でした。私もそんな演技ができるように、これからも頑張って練習していかないと。

うん、頑張って! 楽しみにしてる。茉莉亜ちゃんと一緒に観戦できて、私もたくさんの発見があったし、ますます馬術が好きになりました。

「よく頑張ったね」。菅井さんは演技を終えた馬を優しく撫でてねぎらいました

トップレベルの大会を観戦し、2人は馬術の持つ素晴らしい力を再確認したようです。さて次回は、ここまでを振り返りながら馬術大会の楽しみ方を改めて紹介。そして菅井さん、髙田選手それぞれが持つ、馬に対する愛情や今後への熱い想いをたっぷりと伺います。ぜひ次回もお楽しみに!!

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もくじ

菅井友香のLove horses, Love riding! バックナンバー vol.1 vol.2 vol.3 vol.4

撮影協力:御殿場市馬術・スポーツセンター

Photo by UNITED PHOTO PRESS, Yusuke Nakanishi/AFLO SPORT, c3.photography, Japan Equestrian Federation, Yusuke Nakanishi
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